お客さま本位の業務運営方針
株式会社鳥取銀行は、お客さまの資産運用および資産形成にかかる業務において「お客さま本位の業務運営方針」を策定し、全役職員が一体となって、お客さまの最善の利益を図るために取組んでおります。
また、その取組み状況について年1回公表するとともに、取組み状況をふまえて本方針および具体的取組みを年1回見直してまいります。
1.お客さまの最善の利益の追求
当行は「地域社会への貢献と健全経営」を経営の基本理念とし、地域社会の人々が豊かに暮らせる住みよい社会を創っていくために「地域社会の発展を力強くリードするコンサルティングバンク」を目指す姿としています。役職員は共有すべき価値観である「信用・信頼」と、「お客さまを起点に考える」行動規範にもとづいて業務運営に取組むことでお客さまの最善の利益を追求してまいります。
【具体的取組み】
- 地域のお客さまがより豊かに暮らせるように資産の増大やお金にまつわる課題解決にかかる方法を一人でも多くのお客さまに提供いたします。
- アンケート等を通じてお客さまの声に真摯に耳を傾け、感謝の心を持った業務運営に取組んでまいります。
2.利益相反の適切な管理
お客さまとのお取引にあたっては、お客さまの利益が不当に害されることがないよう、「利益相反管理方針」に従って適切に業務を遂行いたします。
【具体的取組み】
- 取扱商品の選定にあたっては、お客さまとの利益相反の可能性について組織的に検証するプロセスを定めております。
3.手数料等の明確化
- 当行はお客さまにご負担いただく手数料やその他費用等について、資料に基づいて丁寧にご説明いたします。
また、お客さまに直接ご負担いただかない特定保険商品においては、当行が保険会社から受領する代理店手数料の開示を行っております。
【具体的取組み】
- 契約締結前交付書面や目論見書等を用いてお客さまがご理解いただけるように手数料等のご負担額を説明いたします。
- 法令で義務付けられた書面のほかタブレット端末等のツールを活用し、お客さまにとってわかりやすい説明を行ってまいります。
4.重要な情報のわかりやすい提供
- お客さまにご提案する金融商品・サービスにかかるリスク・リターンや取引条件等の重要情報は、契約締結前交付書面や目論見書、商品説明資料や販売用資料等を用いて、お客さまの知識・経験・財産等の状況をふまえ、わかりやすく丁寧な説明に努めてまいります。
【具体的取組み】
- 投資信託のリスク・リターンや取引条件等は、書面のほかタブレット端末等のツールを活用し、お客さまにとってわかりやすい説明を行ってまいります。
- 一部商品について「重要情報シート」を用いてお客さまに応じたわかりやすい情報提供を行ってまいります。
※「重要情報シート」とは、金融商品やサービスに関する重要な情報を簡潔に記載し、各業態の枠を超えた多様な商品の比較を可能にするものです。当行では、一部商品から運用を開始し、順次対象商品を拡充してまいります。
5.お客さまにふさわしいサービスの提供
- 当行は「金融商品勧誘方針」を定め、常にお客さまの信頼と期待に添うよう努めております。資産形成・資産運用のご提案にあたっては、お客さまとの対話を重ねてお取引目的やニーズ等を把握し、お客さまにご納得いただける商品・サービスの提案に努めてまいります。
- 当行は金融商品の組成に携わっていないため、他社が組成した金融商品の中からお客さまにお取引目的やリスク許容度等に応じて商品・サービスを選択していただけるよう取扱商品・サービスを厳選し、総合的なコンサルティングサービスの提供に努めてまいります。
- お客さまに安心してお取引を継続していただくために、保有資産の運用状況や投資環境の変化等、お客さまの投資判断に必要な情報を提供し、丁寧なアフターフォローを行ってまいります。
また、インターネットバンキングやウェブサイトでの情報提供を充実させ、お客さまの利便性向上を図ってまいります。
【具体的取組み】
- お客さまのニーズに応じてライフプランシミュレーションやポートフォリオ提案ツールを活用したゴールベースアプローチの提案を行ってまいります。
※「ゴールベースアプローチ」とは、お客さまそれぞれの将来の目標に応じて資産形成を考える方法で、ライフイベント(教育資金や住宅資金、老後資金など)に応じた目標(ゴール)を定め、そこから逆算して投資手法や投資方針を決めるという考え方です。 - 当行が定める基準に従い、お客さまがご契約された当初の目的を確認しながら直近の運用状況をご確認いただくアフターフォロー活動を行っております。
6.従業員に対する適切な動機づけの枠組み等
- 従業員に対して「お客さま本位の業務運営方針」に基づく行動について行内研修・教育等により徹底してまいります。
- お客さまへ資産運用をご提案する従業員について、研修受講や外部資格の取得を推奨し、取扱商品や市場環境に関する知識・スキルの向上を図ってまいります。
- 業績評価体系におきましても、長期・分散・積立の提案活動やコンサルティング活動を評価する指標を重視し、半年ごとに見直しております。
【具体的取組み】
- 「お客さま本位の業務運営方針」を理解し実践していくための行内研修を定期的に行ってまいります。
- お客さまに専門的なコンサルティングを行うプロフェッショナル人財を育成してまいります。
取組状況および成果指標
- お客さま本位の業務運営にかかる取組状況を公表しております。
鳥取銀行の具体的取組み、取組状況・成果指標(KPI)
金融庁「顧客本位の業務運営に関する原則」との対応関係表