鳥取銀行

金融機関コード:0166

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キャリア採用のご案内

ワークスタイル

私は所属する営業企画室で、各営業店の貸出や預金といった営業業務の予算を作成し、実績をずっと追いかけて期中管理、半期ごとに集計・分析していくという営業部門の統括の業務を行っています。
営業店から異動したときは、大雑把な性格の私にこの業務が務まるのかと不安でした。営業店全体のことを把握していなければいけませんし、それまでエクセルもあまり使ったことがなかったので。慣れるまでは本当に苦労しましたが、ひととおりの流れをこなせるようになったら、業務の効率化・分業化でリスクヘッジを図り、マニュアルを作成するなどして管理も工夫。今では若干余裕を持って取り組むことができるようになっています。

金融機関の立場からアプローチまちづくり活動に携わりたい

大学・大学院時代、建築や都市計画を学んでいた私は、将来まちづくりや地域活性化に携わる仕事がしたいという気持ちを抱いていました。何かしら都市計画やまちづくりを実行しようとするとき、そこには必ずお金の動きが伴います。ならば、建築からのアプローチではなく、その地域の金融機関としてまちの活性化にかかわるという方法もあるのではないか。そう考えたとき、就職先として故郷の金融機関であるとりぎんが思い浮かび、入行を志望しました。

最初の配属先は湖山支店。個人・法人渉外を担当し、銀行員としての基礎知識、接客のノウハウをしっかりと身に付けていきました。お客さまと信頼関係は、1~2回お会いしたぐらいではなかなか築けません。何度も足を運んで、お客さまが今何に困っているのかを探り、その解決策となるようなご提案をする。そんなふうにして“懐への入り方”のコツをつかんでいきました。 その後、本店営業部を経て現在のふるさと振興本部営業企画室へ異動。2年ほどたった頃、鳥取市で開催された「第1回リノベーションスクール」というまちづくりの取り組みに出会ったんです。

仕事の枠から飛び出すことで見えてきた行員としての自分

「リノベーションスクール」とは、空き家・空き店舗等の遊休不動産を改修・再生することで新たなビジネスを生み出し、建物単体だけではなくまちの価値を高めるという事業です。大学時代の恩師がこの活動に関係していたことから、まずは事前のシンポジウムに参加。するとそこには、自分の仕事の枠を大いに飛び越えて、まちのために活動している熱い人たちがたくさんいたんです。「こういう活動の仕方もあるんだ。行員として私も役に立てることがあるはずだ」。触発され、リノベーションスクールへの参加を決意しました。
今鳥取市では、2回のスクールで提案された事業が稼働中。旧喫茶店を本を通じて人と街がつながるブックカフェに再生する取り組みと、鳥取大丸屋上の環境を整備し、市民が集える庭園にしようという「まるにわ」プロジェクトです。 私は「まるにわ」の代表としてこの事業を進めていますが、その中で感じるのは、銀行員は地域活動にあまり携わっていないということ。でも、金融の知識や経験を活かして行員にできることは結構ありますし、求められてもいるんです。それを肌で感じ私は、とりぎんとして、まちづくり現場に有用なプランを何か生み出せないだろうかと、仲間と雑談を交わす中で思いついた企画を上司に提案するようになりました。

まちに深く入って探し続けるこれからの地方銀行の役割

まず企画提案したのは、鳥取市と連携した地域特化型クラウドファンディングの活用支援です。これはインターネットを通じて起業やプロジェクトへの支援者を募り、事業資金を集める手法。いろんな事業スタイルに対応するので、銀行として融資を実行できない場合でもこちらで資金調達を行うことができます。行員でもクラウドファンディングのことを知らない人が多く、企画提案することでまちづくりの支援ができるとともに、行内に知識が広まることにも意義を感じました。
もう一つは、NPO法人学生人材バンクとネットワークを共有した鳥取県内事業所の人材ニーズのマッチングです。鳥取にUターン・Iターンして働きたい、起業したいという人材の情報を持つ学生人材バンクと、あらゆる事業所の雇用ニーズを把握するとりぎんとが連携して、雇用の需要と供給をつなぎ、移住・定住、就職支援、創業支援を図っていくというもの。「鳥取には職がないから帰らない」という若者の声をよく聞きます。まちで知り合った学生人材バンクの代表とそのことについて話し合ったとき、「一緒にできるんじゃない?」と意気投合。早速企画を考えて上司に提案したところ好反応を得ることができ、学生人材バンクとの業務提携が実現しました。

とりぎんは地域とそこに暮らす人々に密着した地方銀行ですから、地域が盛り上がらないと生き残れないのではないでしょうか。社会がある程度成熟し、成長する方向が徐々に限られてきている今、他業種と連携することに新たな可能性がある。となれば、行内だけにアンテナを張っていても何も引っかかりません。もっとみんなまちへ出ていっていいのではないかと思います。 行員の業務とまちづくり活動は、私の中ではだんだんボーダーレスになってきています。これからもまちの刺激的な動きにかかわりながら行員の仕事ができたら、それが最高の幸せです。

1日のスケジュール
8:00
出社・早朝残業
8:45
朝礼・業務
11:30
昼食
12:30
業務・外出(まちづくりの会議等)
18:00
退社
18:30
帰宅・子どもとお風呂
19:30
「まるにわ」の打合せ

お問い合わせ

人事部採用担当 0857-37-0250 受付時間/9:00〜17:00(銀行営業日)

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