田中 佑樹2013年入行
Yuki Tanaka 法人コンサルティング部

医療介護

地域の安心の要である「医療介護」の充実に向け、外部専門家とも連携しながら、幅広くサポートする業務。

各営業店が持つ医療、介護、福祉事業者の法人営業をサポートする仕事で、私は介護をメインにやっています。
今は変化するスピードが速い時代。特に高齢化は顕著で、国の制度もすぐに移り変わるので、事業者さんもついていくのがやっと。その速度に銀行としても対応し、お客様に寄り添っていけるかが鍵です。
介護施設の整備が進んだ一方、報酬改定など契約関係が厳しくなるなど、人手不足になる施設も少なくありません。建てたはいいけど、従業員を集められず、利用者を募れない。人が定着しないから売上がたたないという悪循環に陥るケースもあります。ある統計によると、2045年には介護サービスを受けられない人が60万人にものぼる試算があります。現場は目の前の利用者さんに応対することに精一杯で、効率的な仕組み作りまで手が回らなかったり。でも、そこは対人間のサービス。
効率よくやればいいというものでなく、バランスを取ったサービスにできるようにしなければいけません。
銀行員も、一歩踏み込んだコンサルティング能力が求められるようになりました。これまでは融資のために事業計画を数字面で見ていましたが、今は融資の「そこから先」が私たちの役割です。当行でも、事業者さんとコンサルティング契約を結び始め、実際に現場に入って職員さんと接することが増えていて、これまで見えなかった課題がわかり、解決策を具体的に考えられるようになりました。
この仕事をして思うことは、銀行員は地域のパイプ役になれる、ということ。例えば、医療と介護の事業者をより密にし、横のつながりを生むことです。今の時代にもとめられているのはある資源を最大限に生かし、みんなで力を合わせることです。そのために、私たちがやれることはもっと増えていくと思っています。

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