田中 周2009年入行
Shu Tanaka 株式会社シーセブンハヤブサ出向(撮影当時)

行外派遣

他業種民間企業や大学、地方公共団体などへ出向し、銀行との情報共有を行いながら、地域内でのビジネスチャンスを創造する業務。

「こんな会社ができるんだが、行ってみないか?」。人事からそう聞かされた時点まで隼Lab.のことをあまり知らなかったんです。そんな状態から隼Lab.を運営するシーセブンハヤブサに出向しました。この施設は、旧隼小学校をリノベーションし、シェアオフィスやコミュニティースペースなどが入った複合型施設です。経営者や個人事業主、カフェ利用の親子連れ、地域の人たち…。本当に様々な人が出入りし、声が聞こえなくなった場所が人の集まる場所へ変わりました。地方創生が叫ばれて数年経ちますが、銀行から一歩出て、間近でまちづくりに関われることは嬉しいですね。出向が決まった時は「まさか自分が」と驚きましたし、それまではもちろんスーツ姿で働くことが当たり前だったのが、ここに入居されている企業の方や利用者さんがラフな服装が多く、この場所の雰囲気に合わせるようになりました。どうしても堅いイメージがある「ザ・銀行員」というよりも、地域の方々と一緒に歩もうと意識しました。
仕事は、雑務から幅広くあります。運動会やマーケットなど様々なイベントを主催しているので、その準備など体を動かす仕事も多いですし、銀行の視点でお手伝いできることは、誘致した企業の融資相談や、「隼アカデミー」といって経営者が学ぶスクールも行うなど、連携を密にしています。地方で事業者が増えない中、ここがインキュベーションの拠点になっていくよう、関わっていきたいと思っています。  戸惑いに始まり、怒涛の日々ですが、やはり銀行を外から見ることができたのもいい経験になりました。一から自分でやらないといけない環境でしたし、その分自分で考えるようになり、まずはやってみるクセがついたことはよかったと思っています。

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